Tuesday, May 29, 2007

139th Commencement Ceremony

昨日家でネットが繋がらなくなってしまったので、一日遅れでアップします。

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昨日は139回の全体の卒業式。来年のイメージをつけるべく朝から見学。

式はLacrosseで何度も通ったSchoellkopf Fieldで。卒業する学生は、最初Art Quadに集合してからキャンパスを順次移動し会場入りするという流れ。


<会場入りする卒業生>


<会場の様子1>

<会場の様子2>

感想は、やはりなんといっても規模が大きいということ。PhDからMasterBachelorまでの学生を同時に扱う式なので、卒業生だけでおよそ6,000人、その家族や友人など入れて会場には2万人ぐらいは人がいたんじゃないかな。地元テレビでも式自体が中継されたよう。自分も日本で大学と大学院2回卒業(修了)式にでているけれど、いずれも規模はそれほど大きくはなく、学部と大学院を分けたり文系や理系を分けるなど、振り返ると小さな規模で実施しようとしていたように思います。当然人数が増えるとそれに比例して経費も増えるしマネージが大変になるわけですしね。アメリカは国民がイベント好きなんだろうといつも思うんだけど、卒業式もしっかり立派なイベントになってました。僕もなんでもイベントにしちゃうのは好きですねぇ。

式の中では、なんといっても学長のスピーチがよかった。内容は、まずは家族(配偶者、子供)、友人等周囲の財政的、精神的なサポートに関する感謝からはじまり(この感謝は前の院の修了式でも専攻長が言っていたことを覚えてます)、Asian night等のイベントに触れることで学生の文化的多様性を述べ、またAthleticsの活躍(特にLacrosseFinal four進出に触れていたのが僕にとってはポイント)を述べて運動面におけるAchievementも称えてました。そして肝心の中身は、一言で言うならば世界の貧困や不平等解決の為に、大学学生生活を通じて得た知識やリーダーシップを発揮して下さいというもの。Marshall Planを引き合いに出したり、かなりの部分が開発やっている人には馴染みの深い内容。

正に僕の問題意識ぴったりのスピーチ(そう、その為の留学なわけです、ハイ)。世界の中で自由資本主義のトップを走り、広がる格差に対する配慮より成功者に対する相応の報酬に重きを置く(少なくとも日本との比較において僕にはそう思える。良し悪しはここでは議論しませんが)アメリカにあって、Top校とは言わないまでも比較的優秀なIvy league校の卒業式において世界の不平等改善の為の貢献を期待する旨学生に語りかけたことに感銘を受けました。さすが全米でも開発が有名な大学、それとも現学長の個人的嗜好でしょうか。

IDIARD所属の友人も皆同様の感想。IARDのHさんはスピーチを聞いて「これから社会に出るにあたって、元気が出た」とのこと、僕も正にそう思う。普通のアメリカ人は開発に興味がない人が多い印象をもっているので、そういう学生はしらけていたのかもしれないですが(あ、皆が開発に興味持つべきと言っているわけではなく、誤解なきよう)。

そして式全体としても効果的に国家や大学の歌などが挿まれ、音楽好きな僕としてもgood。気分が盛り上がりますな、音楽は。ということで、なかなかよい式でした。

その後は所属Collegeに移動してCollege毎のCeremony。我々はAgr. Quadに移動して軽食をとりながら友人達と写真撮影など。Masterで言えば、MAMScMPA等のコースではコース毎にコースディレクターのお話やコース毎の学位授与式なども行われていたようだけれど、MPS/IDIARDについてはそういった式は全くなし。。MPSIDIARD含めて僕の知っている範囲で3人しか式に参加していないということもあるし、他のコースと比べるとCeremony的には寂しいものです。まあそもそもそういうコースなんだからしょうがないわけで、来年自分のときは過大な期待はせず全体Ceremonyをメインのイベントと捉えて、あとは他の友人達との写真撮影にはげもうと思います。折角アメリカの大学院にきているので、やっぱあのガウンを着たという記録は残しておきたいところ。


<Agr. Quadの様子>

その後一旦家に帰りゆっくりしてから夜はCollege townで卒業する友人とのお別れ飲み。2件はしご。始めはChapter houseIDIARDの方々と。年齢も近く、将来同様のフィールドで仕事する方々。2時間程飲んだ後、ちらほら途中抜けがではじめたところで僕もこの飲みを抜けることに。Hさんとは別れる際、同窓ということで、今後立場は違ったとしてもお互い情報交換などしつつ世界の為に日本代表として頑張りましょうと熱い抱擁と固い握手。

今度はこのおじさんを受け入れてくれてよく遊んで頂いた若手グループ(LGグループ)にCTBで合流、2時過ぎまで飲む。その後大学の講義室に忍び込み、Kくんが作ってくれた卒業ビデオの上映会を大スクリーンで。こんなことするのも学生らしい。このビデオ、Kくんの個人的思い入れが滲みでてて、マジ目頭が熱くなりジーンとくる。Kくん、忙しい中作ってくれて本当に有難う。もらったビデオ、既に何度も見てもうた。別れが名残惜しく、なんやかんやで4時頃に帰宅の途に。

そして帰路、方向が一緒の友人達と徐々に別れ、いつもの通り最後Scottと二人、いつもの分かれ道でいつものようにしばしTalk。このTalk、あの場所で何回やったかなぁ。Scottに対しては、年齢が9歳も違うこともあり兄のような目で暖かく見守ってきたわけですが(偉そうですみません)、恋愛の相談も受けたし、文化の相違についての話等これまで様々な会話をしてきました。Scottは日本語がうまいので日本語も使いつつ英語とちゃんぽんのこの場所でのこの会話も、もう昨日が最後。お互い今後の活躍と再会を誓い合い、後ろ髪引かれる想いでお別れ。正直、泣きそうでした。

その後森山直太郎の「さくら」、中孝介の「それぞれに」を激唱(気持ち激唱ですが、実際は早朝なので口ずさんでいた程度ですが)しながら家路に。音楽は本当に気分を盛り上げます。そして5時頃家に辿り着き、就寝。

そんな感じで2007年のCommencement Ceremonyの日は終ったのでした。

昨日夜お会いできたTさん、Hさん、Kさん、XiaoyuScottKくん、Yちゃん、(あ、CTBではEちゃんにも会ったね)、卒業おめでとう。またMくんも、Dukeでの新しい生活頑張って。これからも皆さん末永く宜しくお願い致します。

昨日お会いできなかったその他友人の方で今年ご卒業された皆様も、本当におめでとうございます。イサカでの生活、ご苦労様でした。

皆様の今後のますますのご活躍とご発展を心からお祈りしています。

追記

Lacrosseの敗戦とここのところのお別れ続きですっかり感傷的にかつ腑抜けになってしまってます。そろそろ切り替えないと。でもまだまだお別れイベントは続くんだなぁ。

尚、28日に行われた2007 NCAA Div I College LacrosseFinalの結果は、1211Johns HopkinsDukeを破り優勝。これで熱く燃えた2007年のSeasonは終了です。予想ははずれはしましたが僅差でしたね。ということでうちも優勝チームに匹敵する実力は間違いなくあったし、今年は数チームの実力が拮抗したよいSeasonだったと思います。

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