Monday, February 12, 2007

Little BirdsとScrimmage、Basketball Game

金夜の映画と土日昼のスポーツ観戦について。

①Little Birds

ジャーナリストの綿井健陽氏が監督して作成したドキュメンタリー映画、「Little Birds」が、大学のEast Asia Programがスポンサーとなって同氏を招き金曜日の夜に無料で上映されるということで、友人に誘ってもらって観てきました。

この映画は、2003年のイラク戦争について、イラク攻撃前から攻撃開始当日、バグダッド陥落からその後まで現地で撮影を続け、アメリカの攻撃により、幼い子供を亡くした家族や目を怪我した少女、腕をなくした少年等市民の悲劇に焦点をあてて取材したドキュメンタリーです。

感想は以下です。

1.このドキュメンタリーのメッセージ通り、罪もない幼い子供や民間人が犠牲になってしまうのはよくない。どんな理由があろうともそういうことが起こってしまう戦争はよくないという考え方に、基本的には賛成です。

2.一方、このドキュメンタリーは残念ながら一面的な見方だけしか取り上げられていないと思う(例えば取材対象の人々が持っている意見がイラク人全体に占める割合などにはほとんど触れない)。いろんな論じ方があっていいとは思うけど、戦争をめぐる論点は様々なわけで(イラク国内では、イスラム教のスンニ、シーア派の対立や、フセインによって虐げられてきたクルド人の問題もあるはず、さらにはアメリカの中東戦略等々)、故に見ている側のリテラシーが問われるかなと。

3.僕的には、様々な論点をfairに扱って議論し、その上で結論を出すという姿勢が好ましいかなぁと思います。結論が同じであろうとなかろうと。

4.また、マクロ(政治:この場合アメリカの中東戦略やフセイン時代の国内政治を意味)とミクロ(一市民の感覚)という捉え方でこの問題を考えてみたりもしました。マクロとミクロの関係は昔からの問題意識の中のひとつで、どの分野でもこの二つは見方や考え方が異なっていて、そこに橋をかけることはできないものかなぁと思っています(もちろん自分の力ではどうしようもないのだけど)。

5.さらに、理想(いかなる理由でも罪のない人が死んでしまう戦争は許されない)と現実(政治的な力関係)の相克という見方。現実ばかりに迎合してもいけないのだろうけど、理想ばかりでも現実が動かないところもあるだろうし、悩ましいところです。

いずれにせよ、考えさせられる映画でした。

②Scrimmage

2007 seasonが始まったLacrosse。この大学にきて楽しみにしていた数少ないものの1つです。そのLacrosseで、土曜日にホームのイサカSchoellkopf Fieldで練習試合(Scrimmage)vs Loyolaがあったので、この寒さの中早速応援に。



試合結果はうちの勝利(練習試合だからか電光掲示板に点数表示されてなかったので正確な点差はわからないけど、明らか)。うちは、攻守ともにバランスがとれているという印象。うちの得点はほぼset OFからで、ブレークから点ほとんどとってないんじゃないかな。Set OFでは玉離れが早く、よく玉が回っていました。シーズン初の練習試合としてはまあまあというところでしょう。もっとブレークからの得点が見たかったところだけど、今後に期待。DFシステムは普通のman to man。LoyolaのOFがしょぼいのもあったけど、しめるところはしめてよく機能していたんじゃないかな。

個人選手で印象に残ったのは、ATの19番。主にクリースに入ってプレーして、よく声を出してOF仕切っていた。とはいえクリースプレーヤーってことでもなく1 on 1でも抜いてたし、得点も印象に残るほど数度決めており、バランスのよいプレーヤーだと思う。MFでは、1番。豆タンク系でFace offもやり、多分first setの核。ふてぶてしい1 on 1がよく、彼も点とってた。bottomでは、2番と14番。彼ら背はそれほど高くないけどやることしっかりやっているところが僕的に◎。あとGoalieの5番、声がきちんと出ててセーブもそこそこだと思う(ちなみにLoyolaのGoalieはザルだった)。

自分の感覚として新鮮だったのは、この日のアメリカのUniversity Lacrosseをすごいと思わなかったこと。今のバレやデサなら遜色なくこれらのチームとやれるんじゃないかな。自分が学生の時は、日本のLacrosse界のレベルといえばアメリカのNCAA Division 1に所属する大学チームのfar belowだったと記憶している。個人や各大学が様々な努力を重ねる中、確実に経験が蓄積されてきているなぁと感じるし(自分の出身大学をみてもまさにそう思う)、日本のLacrosseのレベルはここ5~10年で間違いなく底上げされているんだろう。

な~んてことを考えつつ、久しぶりにLacrosseを見ました。一人で見に行ったのに思いっきり声だしてたのがかなりきてますが(笑)。

そんなLacrosse、やっぱりサイコーです。

ちなみに今日SyracuseでUniversity Men’s Lacrosseが特集されている雑誌が販売されていたので思わず購入してみてみたら、preseason rankingでうちの大学はNCAA Division 1で8位、Ivy leagueではPrincetonと競って辛くも1位予想。ついては今年のseason、quarter finalはもちろん、semi final、あわよくばその上まで行って欲しいと、期待がつのります。

③Basketball Game

残念ながらうちの大学の試合ではありません。Syracuse大学の試合です。姉妹コースのHさんが誘ってくださって、姉妹コースの友人達と計5人で日曜日に見にいってきました。

Syracuseは初めて行ったんだけど、ここから車で1時間半程度とわりと近い印象。高い建物などもあり、イサカよりはずっと大きな町。

Syracuse大学は、高校の友人が大学院に通っていた大学で、勉強もスポーツも有名な私立大学(Lacrosseも強い)。大学のキャンパスもなかなか素敵。スタジアムはとても大きく、大学がスポーツにお金かけている様子がよくわかった。



相手はSt. Johns Univ.、結果は76-74でSyracuse Orangemenの辛勝。印象に残ったのは、SyracuseのDFが基本的にずっとZoneだったこと。一緒に行ったJohnによると、Zone DFはSyracuseの特徴らしい(途中で流れが悪くなった時にはman to manに切り替えたりしてたけど)。これまでNBAの試合でZoneを見たことがなかったので新鮮に感じたんだけど、調べてみたら2001-02シーズンからNBAでも解禁になったらしい。それまでは禁止されていたのね。僕のNBAのイメージは2000年より前の自分が学生の時のものだから、納得。




なにより、応援しているチームが勝つのは見ていてキモチがいい。



ふー、しかし、週末、あっという間だな。土曜日は髪も切ったりして、なんだかばたばたしているうちに終わってしまった。明日からまた一週間が始まる。。。今週はやばいぞー。assignmentたまりまくりだ。

追記 - 日本食

金夜は映画後友達に招かれていた “寿司パーティー”に遅れて参加。チラシ&手巻き寿司、最高に旨かった。僕の大好物のサーモン、そしてホタテやツナマヨやアボガド(アボガドに醤油でマグロの味に!:笑)があり、ひたすら食べまくり。準備大変だったんじゃないかな、T&Aちゃんどうもありがとう。寿司ということでScottは随分“生”を気にしてて、確かにイサカだと鮮度は気になるところだけど、ま、大丈夫っしょ。日本酒もあって、ちょっとのみすぎてしもた。

土夜は1月にイサカを訪れてくれた友人の土産のうなぎを食す。これも最高に旨い。やっぱ日本食、おいしいです。Hちゃん、ありがとう!

4 Comments:

Blogger Unknown said...

ありすです〜あゆみからブログのアドレスをもらったのです。
今週は宿題が大変だから、パーティーとかするかまだわからないけどね。でも先週のパーティーに来てくれてありがとう〜
これからもよろしくね〜

1:50 AM  
Blogger nakacho said...

> Alice

先週はパーティー有難う。楽しかったし、美味しかったです。準備や片付けご苦労様。

というか、日本語読んだり書いたりもできるんだぁ。。。皆賢いのね。。

こちらこそ、今後とも宜しく!

3:01 PM  
Anonymous Anonymous said...

Hです。とうとう食べたね~。って喜んでもらえれば幸甚です。思いつきでblogはじめました。なんか仕事も勉強も中途半端にしかできずイマイチなのでなんかしようと思いナカチョを見習いました。あんまりたいしたことないけど時々見てチョ。

11:54 AM  
Blogger nakacho said...

>hamaちゃん!

コメントありがとう。うなぎめちゃくちゃ旨かったよ(涙)。。

まだ一パック残っているので、大事にタイミングをみはからって頂こうと思ってます。

ブログ、早速お気に入り登録と、僕のブログからもリンクはります。愛読させてもらいまーす。

12:59 AM  

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