Monday, October 15, 2007

A Human Approach to World Peace ~ Dalai Lama Public Talk 他

また更新しばらくさぼってしまい、すみません。先週水曜日がMid-termやら宿題やらちょっとした山だったため、その後の先週後半はグダグダっと過ごしてしまって。。ということで、この間のイベント事についてアップ。

1.Dalai Lamaの講演

先週火曜日は、以前ブログでも書いたこともありましたが、ついにやってきたDalai Lamaの講演日。6月にTicketを購入してからあっという間にこの日が来てしまいました。彼は言わずと知れたチベットの精神的支柱であり、1989年にノーベル平和賞を受賞、実は1991年に一度ここを訪問していて今回が2度目の来イサカとのこと。一体どんな話が聞けるだろうかとわくわくし、チベット仏教を勉強しているHousemate(もちろん大興奮)と一緒に聞きに行ってきました。講演はA Human Approach to World Peaceがテーマです。

彼は時折jokeなど交え聴衆を笑わせながらリラックスした雰囲気を作ることがとても上手で、1時間半の講演を大変楽しく聞くことができました。彼のメッセージはすごくシンプルだったけれど、僕には大変響きました。

講演内容を簡単に言えば、人間一人ひとりの内面にある精神を平和に穏やかに保つことが出来れば、それが対人、communityなどに穏やかに伝播し争いのない世界になるだろうとのこと。怒りや嫌悪、差別などそういった気持ちを個人が持てば、それは周囲に影響し争いが生まれてしまう為、それらを持たないようにすることが重要ということです。

どのように心穏やかに保つのかの具体例として、目の前にいやなこと、かなしみや怒りを生むような出来事が起こってしまった場合、そういった出来事が既におこってしまった以上どうしようもないことで、その出来事を自分なりに理解する際にholistic view、つまり1つの側面だけでのみ物を見るのではなく様々な角度からみることが大事であると言っています(仏陀の生老病死に対する考え方に通じるものがあるかな)。

そしてこのような考え方を持つことを、仏教徒のみならず我々人間は皆兄弟ということで異なる宗教を信じている人や無宗教の人などにもすすめていました。

このブログにも何度か書いているとは思うけれど、仕事の経験から僕は、自分たちのバックグランドをしっかり把握した上で、違う文化や価値感を持つ人たちを認め理解するという寛容の心で人と接することは、とても大事だと常日頃から思っています。

理想的には、

異なった考え方を持つ人を理解する→穏やかに接することができる→その穏やかさが伝播する(他の人も同様の考え方を持てば正のスパイラル)→平和な社会の実現

ということになるのでしょう。

また彼の話の本質は、国と国、民族間、同じ国民民族内での他人間、いや、親族親子、夫婦や恋人同士にも適用可能だということにもあると思います。もちろんレベルや対象によっていろいろ異なるだろうから、バランスが問われる話なんでしょうけれど。

僕は理想も大事にしつつ現実も見ないとと思っている方(?!)なので、もちろん地球上全ての人皆がこのような人になれるわけもなく、例えば国際関係の舞台など全ての国がお互いを理解しあってくれる国などあるはずもないし(実際近隣にテポドン撃ってきたり日本人拉致するような国もあるわけで)、皆国益を最大化すべくシビアなやりとりをしているのはわかっているつもりだし、日本もそのような心構えで対応していかないといけないはずだなんておもってもいるわけです。

ただDalai Lamaが言うとおり、方向性として皆がこのような考え方をもつようになれば、確実に争いは減るだろうなと僕も思います。そうは思いつつ実際はそうはならないところに矛盾など感じるわけですが、だからこそ人生面白いということもいえるかもしれません。

さてちょっと話変えますが、ひょんなことからサッカーの中田の独占TVインタビューをYouTubeでみました。その中で彼はとても穏やかで、自分が昔と比べて“寛容”になったといった主旨の発言をしていたのを聞き、ふむふむと感心しました(昔のメディアでの中田の印象と大分違って新鮮でした)。サッカーをやっている頃の中田は、自分の理想のサッカー(あるひとつの考え方と言っていいのかな)で物を見ていたはずで、ともすれば尖っていて排他的なイメージがありました(もちろんスポーツ毎の勝負の世界ではそういった面もある程度必要なので良し悪しの判断は難しいけど)。引退後彼は世界を旅して周り、世界中の様々な価値感に触れ多くの出来事や現実を直接感じ、“寛容”の重要度に恐らく気がついたんではないかなと思うわけです。インタビュアー(滝川クリステル、綺麗っすよねぇ、けど僕の感覚から微妙に横柄なところがあったかなと感じ少し残念)も聞いていたけれど、顔が穏やかになっていたのもそういうことが理由にあるのではと僕は勝手に考えていて、そしてこれもDalai Lamaの考え方に繋がる話だなと。

そんな感じで、日ごろから考えていることを始めとしていろいろ思考が繋がり、なによりDalai Lamaの考え方と僕の考え方がある程度似通っていたことが確認でき、大変収穫のある講演でした。

2.日本人ゴルフ親睦会

昨年もやったこの企画、また今年も先週の土曜日にやりました。今年はTさん、Mさん、と僕が幹事となって結局12人集まってのゴルフ。Hさんのご好意で商品を準備して頂けたので、Halfでハンディを考慮せずGrossのスコアをもとに39位の方に商品を出すこともでき、簡単な贈呈式めいたこともやり集合写真なんかもとって、楽しくGolfできたと思います(結局僕は39位の間)。贈呈式後は帰る人と残りのホールを回る人とに別れ、僕はきっちり18番やりきりました。後半のほうが前半よりはスコアはよかったです。

いや、ま、練習してないからですが、スコアここんとこ数年ずっと同じぐらいですね。いいスコアのホールと崩れてしまうホールと波があって、いいスコア時の状態で安定すればトータルスコアも次のステップにいけるんでしょうけれど。。。

追記

Dalai Lama訪問にあわせIthacaのチベット仏教のお坊さんが作ったSand MandalaJohnson Museum of Artに展示されていたのでその写真を貼っておきます。Housemateによると、このMandalaSri Kalachakra Mandalaといって特別なOccasionの際にしか作らないものだそうで、作っているお坊さんは二次元ではなく3Dをイメージして作っているとのこと、仮にMandalaの真ん中をもって持ち上げることができるとするとそれが3Dイメージとなるらしいです。

しかしDalai Lamaの話、ちょっと興奮して書きすぎたかな、ま、あとで振り返ったときに、こんなこと考えてたんだとわかるんで、ま、自分としてはいいですが。皆さん長文すみません。

2 Comments:

Blogger Unknown said...

Dalai Lamaの講演に行ってみたいなぁ。おもしろくて反省させるようなものだよね。

12:24 AM  
Blogger nakacho said...

> alice、

> おもしろくて反省させるようなものだよね。

ホントそうだったよ。機会があれば、是非(って、その機会はなかなかないよね)。

4:16 PM  

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