Thursday, December 06, 2007

知の構築化[←構造化]

大学院時代の友達からメールがきて、先日大学で総長のお話を聞いたらしく、以下のような内容だったと教えてくれた。興味深い話なのでアップしておきます。

- 知が細分化しすぎて、全体像が見えなくなった事が危機
- 細分化された知を、社会的価値、経済的価値、文化的価値、等々の創出にむけて構築[←構造?]していくことに対し、細分化された知を追求することと同じくらい価値を見いだすべき
- 大学はそういうことへの取り組みを頑張りたい、知の構築化[←構造化]を目指す

(オリジナルから少なくとも二人介しているので正確でないかもしれませんが、きっと大きくはあっていると思います)

その総長の話の後の発表者一人一人のレクチャーが、実はそれぞれ細分化の極みだったそうで、なんともIronicな。。。苦笑。。

1つのことを深くやることも重要、ただ、皆がそれやりすぎると、総長の言うような問題意識になる。逆に皆が繋ぐことばかりやると、それぞれの分野が極めて浅薄なものになってしまう。恐らくどちらも重要で、全体として双方をやる人数がバランスがとれればいいんでしょうかねぇ(いや、単純に人数の問題でもないか、outputとしてバランスがとれるような適正人数の配置って感じでしょうか・・もちろん需要だけでなく、やりたいという人がいるかどうか供給側の問題もありますね)。

あと知の構築化[←構造化]に際しては、まあ陳腐だけどそれぞれの人間達が双方のやっていることを理解し尊重することがまず大事なんだろうね。よくあいつは専門バカだ、とか、あいつは薄っぺらで何もわかってないとか、そういう批判しやすいからね。前向きな批判はいいけど、後ろ向きの批判からは何も生まれないので。

どちらかというと、自分は繋ぐほうの人間だという気がしますが、社会にでると、I型人間やT型人間、はたまた富士山型?やH型人間などという表現からもわかるようにどんどん要求が高くなるわけですな・笑。ま、自己研鑽しないといけないということでしょーね。。。。

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3 Comments:

Anonymous Anonymous said...

自分のモットーは、実は、「すべての山を登れ、なぜならそこに山があるから」なんです。とある高名な登山家の名言をパクっているんですが、やはり、山もバランスよく登らないといけないですよね。

11:42 PM  
Anonymous Anonymous said...

何かを極め切れないときには「ジェネラリストでいこう」と思い、全体が掴み切れないときには「スペシャリストでいこう」などと、いつもこの言葉たちを逃げ道に使っていました。わたくし、後ろ向きの極みです(苦笑)。

知の構築化ですか。なるほど、今日のお話は興味深かったです!

10:01 AM  
Blogger nakacho said...

> fじたまん、

いやいや、必ずしも全員がバランス派になれと言っているわけではないよん。世の中にインパクトを与える位のAchievementを成す為には、やはり深く突き抜けなければならないと思います。双方大事で、双方の人がお互いをRespectしようぢゃないか、ってことです。

ただ、女の子にはバランス派のほうがモテルのかも・・なんちゃって。。女性の皆さん如何でしょうか?!・笑

> ノナ、

なに言ってんの。大丈夫だよ、ノナなら。自分だってまだまだ途上、中途半端にポジショニングしていることは間違いないし。

あ、尚、友人から指摘ありまして、知の構築化ではなく、構造化だったそうです。。。

6:14 PM  

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