Thursday, November 23, 2006

繊細さと情熱

今日はThanks giving holiday。学校は今日と明日お休みで、昨日の午後から休みなのをあわせると、4.5連休。僕は1つpartyに行く以外今の所特段大きな予定はなく、勉強を含め自分のことする予定です。

さて、ここ1月ぐらいの間で思ったことで忙しさの為に書けなかったことをアップします。

僕の会社時代のことをよく知っている人は、このタイトルをみて、あ、また来やがったな、と思ったに違いなく、そう、いわんとしていることはいつもと同じですが(笑)。

しばらく前に、会社の先輩(在アフリカ)と後輩(在アジア)から別々にメールがきていて、また授業でGuest Speakerが話していたことの内容と、それぞれが偶然関連して、ふと考えたことがあります。

アフリカにいる先輩から来たメールには、自分がここに来る前最後に関わった仕事の事後の話がかいてありました。今その先輩が現場にいっているのですが、現場の政府職員、普及員、農民、Local Chiefなどが、皆一体となっている感じがすると連絡してくれました。僕の関わった仕事でなにかしら正のインパクトを与えられたのであれば、それは嬉しいことです。

アジアにいる後輩からは、治安の問題で事業が中断し現場から撤退しなければならないなど難しい状況の中、如何に事業対象地域住民との信頼関係を醸成していくかにかかる苦悩など書かれていました。

またある授業でGuest Speakerが,世銀のCountry Officerの時代の仕事がうまくいった要件として、Passionを持つこと、そしてカウンターパートである支援対象国政府職員と良好な関係を築くことを心がけて仕事に取り組んだことを挙げ、その重要性を力説してた(と理解した)。アメリカ人はそのあたりすかしているようなイメージがあるので、授業でそんな話が出るとは新鮮ではあったのだけど。

上記の一連のメールや授業から思ったのは、僕らみたいな公共的な仕事に携わっている場合、相手の状況を考えてあげられるような繊細なセンスや、周りを巻き込んで引っ張っていける情熱って、すごく問われるんじゃないかなということ。

もっと言うと、仕事に関わっている一人ひとりが、文化や状況、相手の立場などを慮れるような豊かな感受性を持ち、関わる住民なり地域を発展させていくお手伝いをするんだというまっすぐな情熱とともに、誠意を持って仕事をすすめていくその姿勢そのものが重要なんだろう。

もちろん、オセンチなことだけじゃ仕事できないから、技術的なことをしっかりと淡々と進める強さも必要なわけだけれど、実務者のそういった繊細な感受性や情熱が、仕事をすすめる上で随所に細かく反映され、そしてそれら小さなことがAggregateされると、仕事のOutputとして結果に大きな違いがうまれるんじゃないかと思う。

この一連のメールをみて、みんな、なんだかんだいって皆熱いなぁと思った。この仕事、ある意味熱くないとできないところあるしね。

とはいえ、こういうことは大学で教えてくれるものではなく、故に大学では知識などを勉強することが重要で、そのあたりは何故留学したのかということに繋がる部分。
(MBAのcourseなんかだと、組織論とか、人をどうやって惹きつけて引っ張っていけるか、みたいなことをちゃんと教えてそうなイメージはある)。

そんなこんなで徒然に書いてみました。これは、丁度メールが立て続けに届いたしばらく前に自分の中ではhot issueだったのだけれど、もうだいぶ時間がたって実はcool downしてしまいましたが、書き溜めていたので記録ということで。

P.S.1
つい先日会社やめた後輩からきたメールにも“パッション”と書いてあって、彼は会社時代いつもそんなこと言いあっていた後輩で、丁度これアップしようと思ったところにメールがはいったことで、本件いろいろ偶然が重なるなと。。

P.S.2
昨日同じcourseの友達と夜8時ぐらいからそいつん家で飲んでて、気がついたら朝4時。アメリカのこと、日本のこと、文化のこと、勉強のこと、友人関係、家族のこと、結婚のこと、将来のこと、、、、しっポリじっくり熱く語りあってしまいました。彼はBalanceのとれた考え方ができるやつだなぁと思うとともに、国も違うしこれから進む道も違うけど、お互いそれぞれの道で頑張れればいいなぁと、帰り激寒の早朝の道を吐きそうになりつつ歩きながら思った次第です。

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