Monday, December 04, 2006

秋学期授業終了

この週末からがくんと冷えてきました。昨日の夜や今日も雪がちらついていましたし(予報によると今日の最低気温はなんと約マイナス5度!)。今週の天気予報も、ほとんど雪マーク。。。いよいよ本格的な冬の到来かな?!

さて、今日で留学して初めてのsemesterの全授業が終了(本当は先週の金曜日が全校の正式な授業終了日だったんだけれど、月曜日のある授業がextraで今日まであったので自分にとっては今日が最終日)。わけのわからないうちにあっという間に終わってしまった感じがします。

思い返すと、どの授業をとろうか悩みに悩んで決めた最初の時間割案はがらっと変更せざるを得ず、当初はどうなることやらとはらはらしたっけ。数度の検討の結果ようやく今の時間割に落ち着いたんだけれど、履修した授業内容としてqualitativeとquantitativeのバランスはまあまあってところかな。ただunder用やseminar系の授業も多くとったので、最初のsemesterということでconservativeに選びすぎたかなという反省もあり。

英語力は相変わらず。皆さんがよくいう、「シュポッっとシャンパンの栓が抜けた時のように突然英語が理解できるようになる」(この表現自体はある友人の表現を拝借)という境地にはまだ到達していないし、また手に職がついたかといわれると、全然。どうもいろんな分野に興味が散ってしまっていかん。

何度も書いている通り、自分の所属courseは超flexibleなのがいい所だけど基本的に大学からのguidanceがないので、次のspring semesterもよく考えて慎重に授業選択したいと思ってます。

とにかく、時間が経つのがとても速い。現時点で決めている2年間のうち、あっという間に4分の1が終わってしまった。残り3 semesterのenrollをどうするかはまだ検討中だけれど、これから先、将来の事なども考えつつ大事に過ごさないといけないな。project paper(うちのcourseの修了要件、”thesis”とは敢えて違う名前にしているとのことだけど日本でいう「修論」)の内容についてもそろそろ真剣に考えないと。何もachieveしないうちに2年間終わってしまいかねない。

さて、これから試験準備期間を経て試験期間へ、そして12月15日が試験の全校的な最終日。僕がこれからこなさなきゃいけない試験、提出物は、take home examひとつ、final examひとつ、term paperひとつ、その他細かい提出物がちょこっとです。最後なので頑張ります。

そして16日からは待ちに待った冬休み!12月中はNYCとWashington DCに行ってそれぞれ友達と会うことにしているので、それが目下の楽しみ。8月からずっと田舎暮らしだったから(でもイサカはいいとこですよぉ)、都会に行ったらうまいもん沢山食べてうまい酒がっつり飲んで“都会”を満喫し、おもいっきりrefreshしたいと思います(散財かつ太りそー)。

日本にも帰りたいとこだけど(とりあえず桂花ラーメン食べて温泉♨はいりたい・・笑)、他に行きたい所ややらんといかん事もあるので、お金や時間と要相談。


P.S.
うちの大学は(恐らく他の大学もそうなんだろうけれど)、授業終えると生徒に授業を評価させます。これはなかなかよいシステム。instructorの、research skillだけじゃなくてteaching skill(言い換えるとそれによる生徒の能力向上)も重要視している為だろうと思う。翻って日本の大学では今どうなんだろう(自分が学生の時はそんなことやってなかった)。日本は上意下達そして目上の人を敬う世界、かつ“阿吽の呼吸”でevaluationがあまり馴染まない文化じゃないかなと思うので、大学の先生が教えられる側の生徒に評価されるのは嫌がりそう。

日本って、概してevaluation結果をnegativeな方向でしか使わない傾向があると思うので(犯人探しとか責任問題とかにすぐなってしまう)、今後社会全体としてevaluation結果を建設的に使えるようになれればすごくいいと思う。

2 Comments:

Anonymous Anonymous said...

再び、スミマセン^_^;

先日、IUJで、「評価と言うものは、とかく間違い探しや批判として、捉えられがちだけど、本当の目的は、教訓と提言を引き出すこと、プロジェクト・プログラムの質を向上させることなんです!」と力説してきたところだったので、引っかかってしまいました。

日本評価学会が立ち上がり(もう結構前ですけど・・・)、日本の自治体も、外務省もJICAもJBICも、評価を受け入れようという動きは強くなってきている気がします。

が!裏話で、評価レポートは、最終ドラフトまでには内容を変更させられてしまったって言う話は、いまだによく聞きますけどね(^^ゞ

8:29 PM  
Blogger nakacho said...

>Akeさん

>「評価と言うものは、とかく間違い探し
>や批判として、捉えられがちだけど、
>本当の目的は、教訓と提言を引き出すこ
>と、プロジェクト・プログラムの質を
>向上させることなんです!」と力説して
>きたところだったので、引っかかってし
>まいました。

こういうのは相対的なものなので、どこに考え方の基準を置くかによって表現っぷりは変わると思います。

僕はざっくり大きく日本を捉えcross sectionとして評価するならば(我々の業界だけではなく)、アメリカなどと比べると概して評価結果をnegativeに捉えがちと議論した次第です。

考えの範囲を日本の中とした上でtime series的に評価するなら、Akeさんのように前向きな方も多くなってきていることでしょうし、評価学会の設置や政府組織の態度の変化など、仰る通りだと思います。

P.S.
Grameen Bankの2点の確認の件、発表者から返事が来ていますので当該entryのコメント欄に返事をアップしてあります。ご参考まで。

12:13 PM  

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