Sunday, October 22, 2006

家の様子

昔のエントリーで書いた通り、今日は住んでいる家の様子をアップしたいと思います。

20歳になって1人暮らしを始めてから今まで10年程1人暮らしをしてきましたので、1人で暮らすこと(生活すること)自体は特段問題はなく、また、期間をひと纏めにすると通算2年半程度になるほど、出張先で様々な生活環境にあわせて暮らすことのトレーニング(?!)をしてきたので、ここでも環境にあわせてなんとかやっています。

家の場所はキャンパスの西側の、丘を完全に下ったところに位置しています。以前アップしたDowntownからは、北に徒歩5~10分ぐらいいった閑静な住宅街です。


(家の前の通りの様子)

住んでいる家はかなり古く(築何年なんだろうな)木造で、テレビなどでイメージするようないわゆるアメリカの家って感じです。ここイサカでは周りの家はみんな相当古いとのことで、確かに住めば都、古いことはさほど気にはならなくなりました。もうこの家にすみはじめて2ヶ月になるんだなぁと思うと、日がたつのは早いですねぇ。


(家の正面)

家では、3人でkitchen、dining/living room、toilet/showerをshareしています。他の2人はapplied mathematic?かなんかやっているMaster2年目のインド人の女性と、Vet School最終年のアメリカ人の女性です。女性との共同生活ってことになるわけですが、kitchen、toilet/showerの使うタイミングなどとても気を使うので、男性の皆さんが想像するほどうらやましい(ときっと思われた方多いと思うのですが!)状態では正直ないです。

僕は今の所たまにしか料理せず(してもパスタやラーメン茹でるぐらい)、他の2人は結構料理をしているようですが、彼女たち、キッチン汚しても片付けをあまり頻繁にかつ綺麗にやらず、ちょいと気になります。そのへんShareの難しいところでしょうね。

家をshareするイメージというと、roommateと一緒にテレビやビデオみたり、どこかに出かけたりといった生活を想像されるでしょうし、実際僕もそう思っていたのですが、実際そんなことは一切なく、みんなそれぞれの生活を淡々とこなしているだけで単に住んでいるところが一緒ってなもんです(それはそれで気が楽でよし)。一般論ですが、Underの子たちはそれでも前者のイメージ通りにやっているような気がしますが、Gradにもなると比較的年齢高めの人も多いし、それぞれ自分の生活を確立しあまり“つるむ”ことをしなくなるのかもしれません。 それでもroommateが同じコースだったり、年齢が比較的同じだったり等すれば、仲良くなりやすいのでしょうけれど。

自分の生活に干渉されないのはとてもいいですが、多少なりともそういった生活を通じた英会話の練習を期待していた僕としては、やや残念です。

さて、部屋の大きさは、日本の1人暮しでこれまで住んできた部屋と同じぐらいで、悪くないです。部屋はFurnishedで、一番いいのは、備え付けの勉強机が大きいこと!ものがいろいろ置けるのでこれはいい。部屋も角部屋で南東方向に窓があるので、採光もよいです。


(部屋の中)

値段もかなり安いし大家もいいおじいさんなので、学校からちょっと遠いことをのぞけば、Cost performance的にはよしというところかな。あ、一点悪いのは、インターネットが、なんだかよくわからないけれど、安定してつながらないということ。いろいろ調べたんだけれどよく理由がわからず、家のネットの調子が悪いときには学校の図書館でネットにつなげたりしています。

大学まではバスで通学しています(バス代はGrad最初の一年はタダ。来年度どうなるんだろうか・・)。行きはものすごい坂があるので絶対歩きません。。帰りは坂をくだるだけなので、バスがない場合には15分から20分ぐらいかけて歩いて帰っています。


(家直近のバス停から撮った正面の通りの様子)


そうだ、書き忘れましたが、あともう1人同居人がいます。










名前はOliverといいます(そう、猫です!)。この猫、Vetの子が飼っているのですが、すごくおとなしく人見知りもしないしとてもいい猫です。


と、今回は家の様子でした。

Monday, October 16, 2006

大雑把

今日、一個Mid term exam終わりました。久しぶりの“学校のテスト”でしたが、出来は、いまいち、かな。次もうちょっと頑張ります。。



さて、話はがらりと変わります。

自分の部屋のドアの写真です。



上、斜めになっててすきま空いてます(笑)。




次、農業関連の蔵書が多いMann Libraryの男子トイレの、大きいほう用の個室のドアの写真です。便座に座ったまま内側から取りました。



わかりにくいかもしないけど、外みえてます。ということは、外から中見えるってことだし。。(笑)。。たいがいどの建物のトイレも、こんなことになってます。

こういうところ、大雑把なのかなぁ。まあ、日本のように細かいところまできっちりとやることが世界どこでも受け入れられるかどうかは、やった結果を使う人たちの考え方だったり文化によって違うと思うので、なんとも難しいところか。。。

例えば、扉も別にちょっと隙間空いててもちゃんと閉まって扉として機能してればいいんじゃないのとか、トイレの大だって、用を足している人が多少見られたってどってことないぢゃんって(ないし、他の人も“中なんて見ねーよ”とか)思っていれば、それで成り立つのかもしれない。。

あとは、対象によっても違うんだろうね。製造物なんかが大雑把な出来ですぐ壊れても、それはまずいような気がするし。

と、どんどん話は発展していくので、このへんで。



つまり何をいいたかったというと、




図書館等で大きいのしてて外から見られる可能性があるのは、、、、、僕的には落ち着いてできないってことです(笑)。。

Thursday, October 12, 2006

ナイアガラの滝

Fall Semesterが始まっておよそ一月半がたち学期の中休みということで、先週の土曜日からこの火曜日まで4日間、Fall Breakで授業がお休みでした。その初日土曜日に、僕と同じく今年からこちらのMaster Courseに留学した日本人Hさん、Aさんと3人でレンタカーを借りて、ドライブがてらナイアガラの滝まで行ってきました。

日本では車を持っていたのでよく運転していましたが、左ハンドルの車を運転するのは初めて。また運転する車で国境を越える(アメリカ→カナダ)のも初めて。さらには世界三大瀑布のひとつを見るもの初めてと、初めてづくしの旅でした。

運転は、車を借りてすぐはかなりびびっていて、日本の方がみな、「慣れるまでは日本の癖で自分の体を車線の右側にもって行きたくなる習性が抜けないから、車がどうしても右によってしまうよ」とのお話を聞いていましたが、なるほど本当にそうで、どうしても車が右に。まあ、でもわりかしすぐに慣れ、手馴れた感じ(からは程遠いか!)で運転できました。

アメリカでの運転はかなり気持ちがよく、ナイアガラまで4~5時間かかりましたが、想像以上にあっという間でした。日本で4,5時間のドライブというと結構しんどい感じですが、アメリカだとそれほどでもないですね。これも日本人の皆さんが口をそろえて仰るのですが、日本の首都圏のように道が混んでないってことが一番じゃないかと思います。日本で強いて言うなら北海道をドライブしている感じかな。車買いたくっちゃいましたね。NYCまでも4,5時間でいけるらしいですし。。ここ田舎のイサカで、勉強の息抜きの数少ない方法のひとつとして、ドライブという選択肢も捨てがたいなと。どうしよっかな。同じコースに留学していた会社の先輩が、「車絶対あったほうがいい」と勧めてくださった意味がようやくわかりました。

さてナイアガラの滝ですが、滝は大きく2つ(正確には3つ)あって、アメリカとカナダの国境をへだててアメリカ滝とカナダ滝とがあります(だから英語ではNiagara Fallsと複数なんですよ)。アメリカ側とカナダ側と両方から滝を見られるのですが、見所が多いということで国境を越えてカナダ側を見ることにしていました。国境越えは特段問題もなく(留学生ステータスのF-1ビサとそれをサポートする書類はもちろん見せますが)、すっとカナダへ入国。陸続きで違う国に入るって感覚に慣れてないですね。カナダ側ではお金もUSDが使えましたし、もちろんみんな英語なので、どこからカナダでどこまでがアメリカだったのか、よくわからなくなったりもしました。

そして滝です!想像はしていましたが、すごい迫力。さすが世界3大瀑布です。





事前にホームページでいろいろ勉強していったので、カナダ滝には滝つぼがあるがアメリカ滝には滝つぼがなくでている岩に直接水が落ちているとか、カナダ滝を下った冒険家の生存率が66%だとか、魚も普通に滝に吸い込まれて落ちていっているとか、薀蓄をたれつつ、霧の乙女号、Journey behind the fall、TableRock、Skylon Tower、などメジャーなアトラクションをまわりました。アメリカ側のCave of the windというアトラクションも滝のかなりそばまで行けて楽しそうでしたが、今回は時間がなく見に行けず残念。もし次に行く機会があれば是非行ってみたいと思います。

豊富な水量、そして水も見る限り綺麗(堆砂の心配も少ない!)、なにより50メートル程度の落差がとれるので、これを使って発電しないわけはないだろうといろいろ見てみると、案の定カナダ側もアメリカ側もそれぞれ取水してしっかり水力発電してます(笑、職業病か!?)。

観光資源である滝の景観を尊重するため(と言い切っていいかわかりませんが)下流側まで運河やパイプで水をもってきて、一旦貯水池にためてから下流側で発電しています。滝は氷河期に隆起したナイアガラ断層によってできたようで、自分自身の水流により年々侵食されて上流側へ後退しています(現在の滝の位置はできた当初と比べて約10km上流とのこと)。水力発電用の水門が滝上流部に出来る前は年間約1m後退していたようですが、現在の後退速度は水量の調節により3cm/年程度に抑えられているそうです。発電所は、その下流側の断層の落差を利用しています。Google Satelliteにもしっかり下流側の貯水池が見えました。発電量は、カナダ側2百万KW、アメリカ側で2.4百万KW、総発電量4.4百万KWとのことです。

そんな感じで夕方になり、あたりが暗くなったところで帰る事に。天気もよく素晴らしい自然を観光でき、すっかりリフレッシュできたのでした。

そして旅のおまけ話。

復路は夜の運転ということもあり、高速を降りる際の出口がわかりにくく、本来降りなければならない出口を通りすぎそうになったので、急ハンドルを切ってぎりぎり出口の側道に乗ることができたのですが、ホッとしたのも束の間、突然後ろで光りがきらめき出し・・。





な、な、なんとパトカーが後ろにぴったりついてくるぢゃないですか。。。。いつの間に!!





やっべーみたいな。。。(汗)





そう、止められちゃったんです。側道に車止めるとパトカーから警官が。。。映画でよく見るシーンみたいに懐中電灯を顔の脇につけて車に近付いてきて、「車の登録証、ドライバーライセンスみせろ」とか、「どこにいっててこれからどこまでいくんだ」とかひとしきり質問されました。要は「スピード出すぎだ」みたいなことだと記憶しているのですが、特段悪いことしてないはずだったのでまあひどいことにはならんだろうとの思い通り、最後は「スピード注意しろよ」ってことで無罪放免、皆ホッとしました。

これも初めての経験。あたふた国際免許証等の書類を出しおどおどする留学生を存分にアピールした我々の戦法が功を奏したんでしょう(いやいや、あれ精一杯の対応でしたよね、Hさん!ちなみにこんときの運転は僕ぢゃなくHさんです・・あ、書いちゃった。)。

そんなこんなで、なんとも初めてづくしの珍道中でした。

そして。

Fall Break気を抜きすぎて、昨日から始まった普段の生活にすぐ戻れていないところがまずいです。来週にひとつMid term Examと重めのClass Assignment提出があるので、まずはそれらを片付けるべく、がんばります。

Sunday, October 01, 2006

ワイン(?!)パーティーとApple Harvest Festival

10月に入りました。こちらにきて一月半。来た当初は歩くと汗かいていましたが、もうだいぶ涼しくなって(寒く!)、すっかり秋めいてきました。

さて、土日にあったイベント事について書きたいと思います。

①ワイン(?!)パーティー

土曜日、いつものようにIthaca Collegeで日本人の方々とテニスをしたのですが、ポスドクをやっておられるYさんの家で夜に簡単なワインパーティを開くことになり、誘っていただきました。

T君の車に乗せてもらいYさん宅に向かう途中、飲み物と食事を購入。ワインパーティーということで、②で書きますが今イサカではりんごの収穫祭をやっているということもありNY州産のApple Wineと、そしてこっちで気に入ったご当地ビールIthaca Apricot Wheat、チーズ、ハム等を購入し、お宅へ。こちらは酒類の購入の際の年齢チェックがとても厳しく、かならず生年月日がはいったIDを提示しなければなりません。僕は英語で生年月日が入ったIDを持っていなくて、かといっていつもパスポートを持ち歩いているわけでもなく、妥協として日本の免許証を持ち歩いていてそういうときにはそれをみせるのですが、生年月日は昭和表記。。。わからんよね、当然。で、「これにね、25足すと西暦になって、ね、そうなると、僕の年齢は21歳より上でしょ(こちらでは21歳以上が飲酒できます)」、なんてわけのわからんこといつもいって煙に巻いています。結局昨日はT君のIDを見せて購入したのですが、本当に厳しい場合は完璧に断られるとのこと。アメリカはその辺しっかりしてるんだなぁと思います。

Yさんの家はとても広くて綺麗で、今奥さんとお子さんは日本に帰られているようでしたが、ご家族で住むにはなかなか素敵なおうちでした。日本で同様の物件から比べると家賃はかなり安いとのこと、こういう生活も悪くないなぁと思いましたネ。

パーティーには結局8人が集まり、College Footballのテレビ中継を見ながら賑やかな会になりました。皆さん食事や飲みものなどをもちよったのですが、Aさんご夫妻がカクテル作成グッズ(!)をお持ちになり会の盛り上げに一役買っておられ、いくつかカクテルを作ってくださいました。そして僕もカクテル作成に挑戦することに(しゃかしゃか振りたくって・・笑)。ジントニックをイメージして、ジンベースにライム系のリキュール(?単なるジュース?)を合わせた、名づけて“~スペシャル(~部分は僕の名前)”を作成、皆さんに味わっていただきました。結果は・・・皆さんにおいしいといっていただき、お世辞でも嬉しかったです。

テニスにはこられていなかったですが、途中でご夫妻でパーティーに顔を出されたAさん(カクテル持ってこられた方とは別の方)、どうやら僕の大学での同期の方のようで、また一個上の部活の先輩と中高で同期だったとのこと、先輩の名前が出たときにはびっくりしました。狭いですねぇ。今後とも宜しくお願い致します。

いろいろ話に花が咲き2時過ぎに帰宅。こういったパーティーは初めてでしたが、このような会に参加させていただくとこちらで生活されている日本人の方の様子もだんだんわかってきますね。昨日は皆様どうもありがとうございました。

あれそういえば、ワインパーティーだったんじゃなかっけ、ワインって言えば僕らが買ってったワインだけ。どちらかといえばカクテルパーティーと言ったほうがよかったような。。いや、ご愛嬌、ご愛嬌。

②Apple Harvest Festival

NY州は、全米の総リンゴ生産量の11%を占めWA州に次ぎアメリカ第2位のリンゴの産地(2004/2005 market year)ということで、ここイサカでも今のリンゴの収穫の季節にあわせ、DowntownにあるCommonsで金曜日から日曜日までリンゴの収穫祭が行われました。









Commonsでは沢山のテントが設置されており、リンゴの販売はもとより、リンゴのお菓子やかぼちゃ(10月末Halloweenのためかな)やその他の農産物も置いてあったし、その他ホットドッグやカレー、中華などの食べ物販売や、お祭りのTシャツの販売、はたまた急造のゴンドラや滑り台などもあったりで、まさに日本のお祭りみたいな感じですね。図書館行く前に30分程度、ひとりでフラフラしていました。

こういう町のイベントもいいですね。

尚、イサカでは地元の農業関連活動もかなり活発なようで、Ithaca Farmers marketCornell Orchard(こっちは大学のだけど。。)、またワイナリーなどもいくつかあるようです。今の所足(車)もないし、勉強もあって余裕がない為あまりそういうところにでかけていないのですが、農業農村開発に興味があるくせに身近なことを全然しらず、もっとアメリカの農業も勉強しなきゃ、と思ったのでした。。追い追い(すぐもう冬にはいっちゃうかな)、そういうところにも行かなきゃと思います。

さて、来週末からいよいよFall Break!土日あわせて4連休で、ちょいとお勉強小休止ってところですね。この一週間、がんばります。

P.S.
土曜日のテニスで自分が休憩の番の時に、ご家族でこられていた方のお子さんをあやすべく話かけていたら、なんの脈略もなく、突然右手蜂に刺されました。お子さんがさされず本当によかったんですが、蜂にさされるなんて子供のとき足長蜂に頭をさされて以来で(書いててそれもすごいなって感じですが)、今この年で蜂にさされるイメージなどなく、多少困惑気味。まあちっちゃな蜂でしたし、今の所特段大事ないので大丈夫と思います。で、確か蜂にさされたらおしっこをかければいいと記憶にあったので(成分のアンモニアかなんかが効くんかな)、昨日夜中にひっそりかけてみました(笑)。。。その効果の程や、如何に?!