Thursday, March 27, 2008

初春のCayuga湖のほとりにて




と、失礼しました。

あ、修論すすんでなさすぎで頭おかしくなったわけではないです。念の為。


追記
松井が昨日NYで挙式あげたようですね。同じ州で多少は知っている場所での寿、なんだか身近に感じます。オメデトウございます。

また、巨人繋がりで桑田が現役引退。あの年でのメジャー挑戦や怪我克服の努力はあっぱれでした。とにかくお疲れさまでした。

と、特段巨人ファンではありませんが、こちらで頑張っている方のニュースに対し、ちとしたコメントまで。

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Wednesday, March 26, 2008

第4回日本人開発の会

昨日開催。ID一年目Yさんによる水産分野における国際交渉と国際協力に関するお話。先回のGrass rootsの視点からがらっと変わり、今回は国と国とのレベル。

プレゼンでは、魚の種類や漁法から始まり国際資源管理関連の取り組みや2国間交渉と国際協力、そして捕鯨までと、話題は多岐に渡り大変興味深かった。

開発関連ということでいうと、個人的な感想としては、国益を前面に押し出す国際交渉における国際協力の扱いにおいても、途上国の経済発展/人間の安全保障に本質的に資する為の国際協力となるよう、実務レベルできちんとした協力ができればと思います。

と今回も有意義な会でした。

余談ですが、いわゆるtypicalな開発の分野におられない方でこれまで皆勤で参加されてきたTさんが今日日本に帰国される都合で昨日の会には参加できないということで、幹事2人に挨拶のメールを下さいました。以下に部分抜粋します(無断ですが許される範囲かと)。

> 「開発の会」は非常に素晴らしいイベントでした。
>
ちょうど活動的な幹事様の代にあたったのは幸運でした。
>
お蔭様で有意義な時を過ごすことができました。
>
お礼申し上げます。

この大学は開発分野では特に日本人の間で比較的有名で、いろんな経歴を持った方がおられます。それぞれの方のバラエティーに富んだバックグランドを共有することで視野を広げること、また親睦を深めネットワークを作っていくことも意図しているこの会。開発そのものをお仕事になさっておられない方にも、様々な発表を聴講して頂くことでこの分野のことを知って頂き、参加して良かったと少しでも思っていただけたというのは幹事冥利につきるなと。ということで、手前味噌ながらのご紹介(そんな今日夜帰国予定のTさんに昼バスでバッタリお会いしたのも、何かのご縁ですね)。

もう僕達今年度の幹事が開催する開発の会も残り少なくなってきましたが、ひつつでも多く、有意義な会を開催していければと思います。

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Tuesday, March 25, 2008

Yamatai Concert

今日キャンパスを歩いていたら、

「Matsuken-san」

と呼び止められた。それが自分のことだと思ってしまう自分も自分だけど・笑、いまだにそうやって覚えてもらっていることも、有難い(本名は覚えていないそうだ・・・)。

と、それはおいておいて、その子はうちの大学の邪馬台Yamataiという和太鼓クラブに所属している子で、今週土曜日のコンサートの宣伝をしていたわけです。

その僕がマツケンになった去年のイベントJUSA Culture showでそのPerformanceを初めて見ましたが、鳥肌が立つくらい感動した記憶があります。僕のブログからリンク張っているKawa_yuくんもそのメンバーの1人。Face bookでもこのイベントにinviteされましたが、残念ながらこのイベントには先約があっていけません。残念。

イサカの皆様、時間があれば、是非行ってみては如何?きっと、素晴らしい公演になることと思います。

Yamatai 2nd concert
"Hibiki: The Resonance"

March 30, 2008
Statler Auditorium
7:00-8:30pm (doors open at 6:45)
$5 in advance, $8 at the door.

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Monday, March 24, 2008

A Winery near Seneka Lake

に、土曜日に行ってきました。

今回は、お隣のSeneka LakeにあるChateau LaFayette Reneauに。ここの2006 Dry Rieslingが、今年1月に開催された10th Annual Riesling du Monde tasting competition in Strasbourg, FranceでGold medalをとったとのこと(といってもGold medalは2番目のカテゴリーで、計124個メダルだしているみたいですけど)。ここFinger lake地方からは、計5つのwineが同カテゴリーを受賞したそうです。

Wine Tastingで結構いろいろ飲んだのですが、2006 Dry Riesling、2006と2005のChardonnayが美味しく、購入。飲むのが楽しみ。

ここFinger Lake地方は赤と白で言えば白が有名なようで、この地域の土壌や気候にあう品種の開発にうちの大学が貢献したような話も聞きます。この話は、開発分野における、Technology developmentに対するeducation sectorやresearch institutionの重要性に繋がるなと、酔っ払った頭で考えたりして、楽しいvisitでした。

追記
土曜日のLax home game against Yaleは、OTの末8-7で辛くも勝利。うちは5勝1敗でとはなりましたが、うちに負けて1勝4負のYaleにHomeで接戦とは、先が思いやられます。。

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Tuesday, March 18, 2008

春休み

なので、学校学生少ないですねぇ。前も書きましたが。

去年は僕も今頃ラスベガス→グランドキャニオン。楽しかったなぁ。前も書きましたが。

でも、近いプログラムの2年目の友人たちに結構会うんですね、図書館で。皆同じようにやることがあって、妙な連帯感。

と、今日のイサカは曇天でちょっと気分もダウン気味な、Nothing specialな書き込みでした。

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Sunday, March 16, 2008

写真とか動画とか

なんとなくアップしてみます。

1.ベトナム料理

College townのベトナム料理屋でよく頼むということで何度かアップしていた、謎の料理S-18はこれ。金曜日に撮ったのでアップ。



ようはベトナム風豚の角煮。

2.金曜日のDragon Dayで燃えつきたDragon

Art Quadに放置された、burned-out Dragonの骨格。まさに祭りの後という感じ。



3.Olivia De Salsa

の動画。アップできました。



暗くて写っている人が同定できないという前提です。。。写っている方で問題ある場合は連絡下さい。削除しますので。

4.Glenwood Pines Restaurant

以前より行って見たかったRoute89沿いの”ザ・アメリカン”なレストラン。ハンバーガーが美味しいということで、食べてきたのでその写真を。







↑これ、menuによると、名前がThe Original World Famous Pinesburger、付記として、Voted Ithaca's Best Burger Year After Yearとあります。

追記
土曜日はイサカ訪問中の大学生2人がテニスに参加。二人とも一見華奢なのだけれど、テニス部ということで、激うま。球筋が違う。ラケット振るときに体軸がぶれていなくて、またインパクト時のラケットを振る速度が速い印象。以前ゴルフに一緒にいった上司がゴルフはインパクト時のヘッドスピードが速いと飛距離がでるんだと言っていた事を思い出す。

その後2人をつれイサカを多少案内。Ithaca Breweryでは、期せずして工場内部の見学ツアーに参加することができラッキー。

またStewart ParkでCayuga lakeを見せた際、湖岸から多少離れたところまで湖面が凍っていたので上を歩く。自分達の前を歩いていた方、ある程度の距離まで行ったところで氷が割れ膝まで足を湖に突っ込んでいた。。。。そんな様子を見てそのぎりぎりの地点まで試しにいってみることに。結局氷は割れなかったものの、氷は揺れ今にも割れんばかり。まさに文字通り”薄氷を踏む”というところ。。。

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Friday, March 14, 2008

Olivia De Salasa!!! etc

今日はSpring Break直前の金曜日。Mannもこんな感じで学生は少ないです。

あ、今日はDragon dayでもあります。そんでもって去年はNYC、ロス、ベガス、グランドキャニオン旅行の出発日だったんだなぁ。そういえば、大雪降ってNYCへの道の途中で一泊せざるを得なくなって、公民館みたいなとこでパイプ椅子ならべて寝たっけ。おかげでロス行きはキャンセルせざるを得なくなって。。。懐かしい。

と、それはおいておいて昨日は念願のOliviaでのSalsa Partyにようやく参加できました。去年からLGの皆とも行こう行こうといっていてタイミングがあわなかったこのParty、夜11時から1時ぐらいまでタップリ踊ってきました。Salsaですが、基本ステップそこそこできるんだけど、Partnerを回したり自分がまわったりするのができない!昨日でなんとなくわかったかもだけど、引き続き要練習。いやぁ、ラテンはええですのぉ。Passion! もちろんビールはコロナ片手にけだるくも甘い情熱、うぉー、南行きたくなります。恒例の動画アップをしたいのだけど、なんかうまくいかないから機会があれば。

話しは変わり、今、大学の日本語プログラムが受け入れ先となって、日本の大学から大学生が数人イサカを訪問しているようです。たまたまLPに誘われて、今週火、木とそれぞれ2時間程度彼らのキャンパス巡りに同行しました。

20歳(干支一周り違うし!)から24歳まで、ほぼ日本で育ってこられた学生さんとのことで、皆さん若さ一杯の新鮮な眼でいろいろ感じられているようです。

彼らが今後どのような道に進むかは別として(国際協力の分野に進みたいという子も何人かいて嬉しい)、いろいろ将来のことを考えることのできるようになったこのぐらいの年齢で、アメリカに触れ文化の違いを肌で感じ日本を相対的に見る機会を得たというのは貴重なことと思います。

是非、イサカ(ま、田舎だけどね)を満喫し沢山いろんな物を得て帰国してもらいたいですね。

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Thursday, March 13, 2008

昨日は

予定いれすぎた。一応、記録しておきます。

午前中一杯:

アップしたように、数学のテスト通訳お手伝い。

午後一:

CIIFADセミナー参加。発表者は昔IARDを卒業した方とのこと。TitleWorld Vision's Vision for Food Security in Africa

World VisionのアフリカでのFood Securityに対する取り組みと、モザンビークでの実際の事例の紹介。彼らもholistic approachで、health & nutritionagriculturewater developmentを組み合わせ、synergyを狙ったプロジェクトを実施しているよう。

気がついた点としては、synergyと言っても、実際やっていることは、それぞれのコンポーネントを対象地域でそれぞれ単に実施しているということ。自分も実施側にいたから思うのだけれど、それがどのようなメカニズムでsynergy効果につながるのか、本当にそうなのかについての話はプレゼンではなかったし、当然実施とは別で、それは主にresearch部門の人が研究する話なのかもしれない。もちろん、実施者がそれについて知っていれば強いとは思う。

またachievement指標について、プレゼンでは、いわゆるPDMでいうところのOutputの評価指標に近いもの(いくつ組織ができた、新しい技術を採用した農民が何人になった、等)が多く、まだプロジェクトが終了していないので効果は測定できないけれど、synergyを測る評価指標についての話がでなかったのが残念。

もうひとつはmarketingの話。作ったものをどう売るか、というproductmarketinglinkageに係る支援がコンポーネントに当然のように入っていて、この分野への支援が普通になっている印象を受けた。

午後二(夕方):

アップしたように、Lacrosseの試合観戦。激寒。

夜一:

もひとつセミナー参加。Titleは、Landmines and Cluster Munitions: Civil Society's Role in Prohibiting Indiscriminate WeaponsPowerpointが手違いで激小さかったのと、発表者がかなりイギリス英語発音だったので聞き取りづらく、途中多少寝てしまったこともあり、感想かけましぇん。Civil societyの役割というタイトルでしたが、軍出身の方の活動家の地雷反対運動のお話でした。passionは充分伝わってきました。

夜二:

JGSAの今年の餅つきpartyの打ち合わせに、去年のofficerとして経験者の立場で参加。9時から2時間程度で終了。去年だいぶ詳しく検討して資料も残したので、今年はそれを使えるのでよかったのではないかなというところ。今年のofficersに任せあまり口出しせず可能な範囲でお手伝いしたいところ。

そんなこんなで家にもどったのは1130分ごろ。結局5つも予定をいれてしまい、まったく修論やりませんでした。疲れました。

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Wednesday, March 12, 2008

お手伝い

昨日今日と、テニスや飲み会でお世話になっているMさんからのお話をうけ、Mさんの息子さんが通う当地の学校で、州共通で実施する数学のテストの英語⇔日本語の通訳/翻訳のお手伝いをしました。通訳/翻訳といっても問題用紙の配布・回収、時間管理等試験監督も含めてで、日本人のお2人のお子さんに対してのものでした。

内容はこちらではGrade78という二つのレベル(おそらく日本の中学一年、二年程度)の学生のためのテスト。僕がどれだけ昔のことを覚えているか定かではないけれど、日本のレベルに比べれば簡単なものと思います。お二人も制限時間を沢山残して終了していました。

仕事内容について、このレベルの英語だしと最初はたかをくくっている部分もありましたが(辞書も持ち込んでよいし、僕自身GREでやったような気もしたし)。。。。。しかし、、分度器(protractor)や対頂角(vertical angle)、同位角(corresponding angle)、などの単語はよく知らなかったし、最大公約数(greatest common factor)、整数(whole number)、素因数(prime factor)等等々。。すっかり忘れていた英語のいい復習になりました。

それにしてもinternational studentに対してのこれだけのケアをしてくれるのはいいですね。言語ではなく純粋に数学についての能力をテストしたいということはあるにせよ、所属生徒の点数がよければ学校の評価も上がるだろうし、international studentに対するケアの厚さが学校の評判もよくするだろうし、そんなincentiveが働いているのかなとも思います。アメリカだと、日本以上に学校選択の自由はあるような気がしますし(あまり詳しくないですが。。)、移民を受け入れているアメリカのinternational studentの多さも背景にあるのでしょう。

アメリカの現地校(日本の中学校レベル)にも入ることができその雰囲気も味わえたし、なかなかよい機会でした。

追記

偶然ラクロスの試合チェックしていたら、今日4時からホームゲームが。予定になかったのだけれど、急遽1人で寒い中観戦。相手はCANISIUSというところ、試合は143で完勝。今年のチームをはじめて見ましたが、やはり去年のチームに比べると若さ/戦力ダウンは否めません。全体的にプレーは雑だし、カラダにキレのある選手も去年に比べると減った気がします。それでも環境というのは大事なもので、レベルの高いところで練習しているとラクロス頭(知識/戦術)、技術とも、高いレベルが下級生standardとなり、ポテンシャルがそれほどなくてもそこそこの選手、チームになるわけです。その高いレベルを維持するコーチやsupporting staff等選手以外の尽力ももちろん重要な要素。いずれにせよ、今後試合を通じての成長を期待します。

今日を終えて我らがBig Redは、3/8Armyにホームで98で辛勝しているので通算31敗。

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Tuesday, March 11, 2008

Petite Reunion @ NYC

ということで、この日曜日に高校の同級生達とNYCで会ってきました。一人はBostonで会っていましたが、もう一人は高校卒業以来実に13,4年ぶり。 計3人でのPetite Reunion 。

会ってしまえば時間はすぐ元にもどり、大変懐かしく時間もあっという間。会っていない間、主に就職後の仕事の話をお互いフォローアップし、加えて外から見た日本の現状やアメリカについてなど熱く想う所をたくさん語り合って楽しく時を過ごしてきました。

夕食も炙り屋錦乃介で日本食がっつり。一体どこで飲んでるんだろうかという錯覚におちいりながらも、熱燗日本酒に銀だら西京焼、最高にうまかった。

他の高校の友人の近況なども適宜入手、友人関係のメンテも適宜行ったほうがいいっすよねぇ。刺激を与え与え合うようないい関係を今後とも築いていければと思います。

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Thursday, March 06, 2008

Middle Eastern Politics: A Palestinian Perspective

ということで、一昨日の夕方にStaler auditoriumPalestinian Ambassador to the United StatesAfif Safieh氏の講演会があったので、行ってきました。

パレスチナといえば、留学直前に仕事で行きかけた場所。いろんな事情で僕はいかなくなりましたが、その準備でいくつか本を読んだり現地の話を聞いたりしていたので、なんとなく身近に感じられての聴講。

氏はいろいろお話されてましたが、僕個人が細かい政治的な歴史など不勉強で承知していない部分などあるのでそれに関連することは省くとして、簡単にまとめてしまうと今後は

- 当事者同士の解決は難しく、第3者を含めて交渉を進めるべき

- Palestinianは解決までnon violent resistanceを行っていくべき

と主張していました。

とにかく彼はenergeticで饒舌、ジョークも交え身振り手振りも大きく、使っている言葉も高級で(というかムツカシイ・・・)、外交の最前線で、どちらかといえば弱い立場の国の益を主張するにはあれくらいでないとという印象。

講演後は一部の観客からstanding ovationも。興味深いのは、アラブ系の学生もいればユダヤ系の学生もいるので、その後の質疑応答でユダヤ人の立場からの質問に対して拍手する観客もいればそれに対する氏の反論に拍手する観客もいて、多様性を感じました。

質疑応答で印象深かった議論を二つほど紹介。

ひとつは教育の問題。Non violent resistanceを進めていくには憎悪と取り除いていく教育が大事ではということですが、氏曰く、パレスチナの教科書は人種や宗教に偏りのない内容になっているものの、それ以前にガザ地区、西岸地区の現場は酷すぎる状況で、教育云々より、日々の生活で憎悪が生まれてもしょうがないような状態だという話(だからviolenceを認めるという主旨ではない)。

もうひとつは宗教の話。パレスチナをイスラム原理主義とつなげる議論もあるけれど、氏は原理主義は3つあると理解すべきだと主張。つまり、ユダヤ教原理主義、キリスト教原理主義、そしてイスラム原理主義。ひとつだけが悪というような議論は如何なものかという話。

教育についてもhmmと考えさせられます。中学生の時の道徳の時間に、浄土宗の開祖法然上人が、父親を殺した相手に対する復讐の念を、悪の連鎖を生むということで自ら放棄したお話を習った(ような気がします。。間違えてるかな??)ことを思い出しますが、相手方が同様の価値感を持っていないと(じゃ俺もごめんなって言ってもらえるかどうか)、現実的には結局強い側が自分の思い通りにしてしまうのかもしれません。特にこういった国際政治の舞台で国益を最大化するような争いでは、自分達の言い分を最大限認めさせる方向で皆さん動くのだろうから、ますますそういう傾向は強いのでしょう。

個人的な性格として相手をコテンパンにするのは好きではないので(ま、そういう能力もないけど)、「強きを挫き、弱きを助ける」的発想から、利益むき出しの交渉には僕は性格的には向いていない気がします。

宗教の話から思うことは、物事はいろんな側面があるので、複数の眼を持って様々な立場を知ったり想像したりすることが重要だということ。ただ1つ問題なのは、それは価値基準が複数存在するということで、問題を解決しなければ行けない場合、結局誰がどの価値基準に基づいて判断を下すのかということ。第3者が交渉の中で双方の譲れるところ、譲れないところ、双方同じ程度の譲歩等々勘案して解決を目指すのでしょうけれど、その判断そのものに絶対的な中立は期待しえないのかもしれません。中立というか本質的判断も、歴史的解釈や学問的裏付まで戻るべきにしても、複数学説が存在する可能性もこれあり、それなりに困難はありますね。

ムツカシイですが、前向きに、関係者全員が解決するんだという強いwillさえ持てば、話は進むものと信じたいですし、そういう風に行動すべきだと思います。

話しは変わりますが、昨年もDalai Lamaがうちで講演したりと、うちの大学は様々な立場を認めているように感じ、かなりリベラルな学風だなと感じます。

さて、もうひとつ突っ込んで、僕は日本人で開発に関わっているものとして自分の興味から、では日本はパレスチナにどんな支援をしているのかいうことをちろっと書いてみますと、日本は「平和と繁栄の回廊」構想を掲げ農業支援を含めた技プロ等の支援を行っています(参照:外務省HP JICA HP <←ちなみにこのJICAのHPに、会社の同じ部署の仲のよい後輩が写っていて驚きました・・頑張ってるなと>)。僕がいくはずだった調査に行っておられた方々の感想を聞いて僕なりの考えも含めての印象ですが、現場レベルでは、宗教や政治的に双方に関係の薄い日本が、仏教的中道の立場からどちらににくみすることなくneutralな立場で、淡々と技術をもってあの地域に貢献できるのではないか、ということ。農業技術的には、乾燥地節水灌漑農業などちょっと不得意な部分はありますが、マネージメントや農産加工、なによりあちらの方にも人種的に受け入れられやすいということはあるのかな、と考えたりしています。

どちらが良い悪いということを超えて、また交渉云々などtechnicalなこともとりあえず置いておいて、とにかく争いはなくなって欲しいものです。

追記

氏は多少「r」の発音に特徴があったのですが、僕の前に座っていた恐らくundergradの男女のグループが、その特徴ある発音がツボにはいったらしくクスクス笑っていました。どこの国にもこういう子達はいるんでしょうが、seriousな話題なんだし、ちゃんとまじめにきかんかい!とちと不快になりました(ってこんなことを思うということはおっさんになった証拠か?!)

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Tuesday, March 04, 2008

BOP

Bottom of the PyramidないしBase of the Pyramid*のこと。Johnson schoolCIPAの学生が作ったSocial Enterprise & Microfinance ClubStudent Roundtable Discussionなる催し物があったので、図書館で偶然あった、ビジネスを通じての開発に興味がある韓国人の友人を誘い参加。

以下メールでのお誘い文句---------------------------

Interested in the Base of the Pyramid but not sure how to get involved or
even if you have anything to offer?

Curious about what experiences other students have had and what impacts
they've made and where they plan to head after school?

Join us in a roundtable discussion about student experiences working in
emerging markets. We will a lively discussion amongst students who have
worked in various sectors internationally, students seeking to get involved
in the BoP after school, and those generally interested in the field. Come
share your perspectives and learn from our classmates.

Social Enterprise & Microfinance Club
Student Roundtable Discussion

Monday, March 3rd 5:30 - 7:00 pm

---------------------------------------

どんだけのアイデアがもらえるかなと期待していったものの、結構皆さん手探り状態。

議論も、「近年におけるBOPの重要性増大、しかし実は昔も考え方そのものはあった」、「この世界におけるinternshipjob huntingの話」、「新しいtechnologyが政策を変えることがあり得るのか」、「他国で仕事をする際の心掛け」等々など漠然とした客観論が多く、ビジネスを専攻としている学生によるもっと具体的な起業の話などが聞けるかなという期待とは異なったものでした。

この分野でよく言われるのがmicrofinanceだったりするわけで、皆さんそんなイメージで、斬新でかつ大きなビジネスモデルのフレームワークを求めすぎているのかな。農産物生産・加工から始まり中古車輸入や民間輸送(バス等)、携帯電話ビジネス、等、もっと泥臭いビジネスでいいのだと思うのですが。

BOPBOPといわれていますが、ビジネススクールでもまだ(いわゆるニッチな分野ですし、利益至上のpure businessとしての対象にはなりにくい分野なのでアメリカのMBA取得してpayが高い所に就職する嗜好性を持ったいわゆる“普通”の学生は入ってこないでしょうね<決して良し悪しをいってはいません>)、いや、“でもまだ”というより“だからこそ”かもしれませんが、そんな状態なんだということがわかったのは収穫(ビジネススクール全体とはいいませんが、参加した学生がこの分野に興味を持っている人という意味ではそうでしょう)。

もっと言うと、現場を知らない人が多かったようなので具体的にイメージできないのかもしれません。僕としてはもっと具体的な話をしてみたくて、会社の取り組みやこれまでの経験をベースに農産物の販路確保やフェアトレードといった話を議論のinputとして提供しました。一人、先生なんでしょうか、抽象的なことを延々しゃべっている人がいて、僕が現場の具体的な話をしたら黙ってしまってました。もちろん泥臭いだけではダメですが、あまりに抽象論すぎても、特にビジネスの話だとだからなんなんねんという話になりかねないのではと思います。

いわゆるtypicalな開発の分野でも、例えば日本の支援において、農業分野でいえば、生産性向上の為の技術支援や生産基盤整備から、生産性向上の次のステージとして、Marketへのlinksupply chainvalue chainといった物を売るという視点の重要性がよく言われています。

しかし、そもそも論として例えばODAなど政府の支援でどこまで民間支援ができるのか、という問題はあると思います。建前上、公共性を持たなければならない政府が特定の利益団体が得をすることを支援するのはおそらく難しく、技術指導やキャンペーン実施程度にとどまるのかもしれません。スリランカでお世話になったプロジェクトのChief advisorの方も、この問題を踏まえどう具体的に支援していくのかについての難しさについてお話されていました。

そういう意味では、結局はやはりやる気と能力のある人材が民間から出てくる必要があるわけで、政府による開発支援によって整備された環境や制度を使ってがっつり稼いでもらわないといけないのではないでしょうか。先回の開発の会の時も、同じようなことを考えておられる方と同様の議論になりましたが、これからは農業農村分野でも、そういったentrepreneurshipにあふれた人にどんどん活躍してもらう必要があるわけで、つまるところ人材次第ってことになるのでしょうけれど、インドネシアやフィリピンで大変長い期間継続して成果を残している案件をやっておられる会社の方々も皆さん人材の重要性については同様に仰っていたことを思い出します。

では、もう一歩踏み込むと、その人材は育成されるものなのかどうかについては、実は「人材育成ではなく、人材発見だ」と仰る方も多いです。この意味は、潜在的に素質をある人を見出すことが必要で、全くない人にいくら育成をしても難しいというもの。刺激的な言葉遣いですし、もちろん育成が無駄と言っているわけではなく素質がある人でも開花させるためには育成も必要でしょうけれど、本質はついていると思います。そして、Outsiderとして人材育成支援に関わる姿勢としては、これもよく言われますが、結局はcatalyst としてassisted self relianceという話になるのでしょうね。

公共部門における支援と民間の発展が車輪の両輪のように上手くかみ合って回っていけばいいのですけれどねぇ。途上国の“開発”ですが、政府支援という公共部門における関わり方もありますが、一般のビジネスを通じて関わる“開発”も同じぐらい重要だと再々認識します。自分がどこを軸に今後関わるかということも、考えさせられます。

そんな感じで、議論参加を端緒にしてどんどん考えが発散していった昨晩でした。

*:狭義には一日2ドル以下で暮らす4億人の“貧困層”を指す言葉(wiki参照)。広義として、過去この層はビジネスの対象とするには一般的にリスクが高くいわゆる“開発”や都市地域計画等公共政策の対象層だと考えられてきたが、同層をビジネスの対象としてもよい、むしろ積極的に対象とすべきだという議論を指すことがある。ビジネススクールでもトピックとして取り上げられているとのこと。

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Monday, March 03, 2008

スポーツ三昧の週末

金曜日夜にice hockeyを見てから火がついたのか(いや、単に予定がそうなってしまっただけですが)、土日はスポーツ三昧。

土曜日はいつものテニスと、その後韓国の方のサッカーに混ぜてもらって混合サッカー。韓国の方は、地元の高校に通う高校生、undergrad、そしてgradと、沢山の方がこられてました。結局韓国人gradと日本人が組んで1チーム、あとはそれぞれの年齢グループを作り計3チームの10分ハーフ/1試合の総当り。おもしろいもんで、おっさんチーム(日本人も5人参加中4人がgrad以上でしたし)が全勝、undergrad11敗、そして高校生が全敗と、経験の差(といってもサッカー経験というよりは、人生経験か!?)がもろに出た試合となりました。日本人の参加者のうち3人は“落ちT*着て参加。自分はほぼ最終ラインにいましたが、上がったときに一度スペースと数的優位を活かすことが出来、上手い具合にパスも頂き一点とることができて気分爽快。


*: Mさんの落ち武者Tシャツのこと

その後はcommonsにあるいきつけの(ともはや呼んでもいいと思いますが)barblue stone」で日本人5人で祝杯を少々。知り合いのバーテンに“落ちT”見せて”Isn’t it cool?”と無理やり賛同させたり、バーテンから今日は手品やらないのかと聞かれたのでFまんとHさんが小ネタ披露したりで大盛り上がり。Fまんのサッカー講座もあって、ご機嫌の土曜日の夜でした。

そして日曜日はスキー。昨年一度行って以来のGreek Peak。午後から日没後まででしたが、昨年行ったときにはなかったコブ斜もあってなかなか楽しめました。


↓ちょっとだけ、滑った気になって頂ければ。


スポーツは、見るのもやるのも気持ちいいっす。提出期限ぎりぎりとか、あまりにも何もやらなすぎでやべーと今後を心配するとき等普段よくかく変な汗とは違い、体を動かすことによる爽やかな汗や大きな声出しなど、精神的にも肉体的にもストレスをreleaseするいい方法です。

追記

32日にawayで行われたNorth Carolinaとの試合は、残念ながら813で敗戦(USILA Division I Men's Poll -- Feb. 25 によると、うち5位、UNC7位と、まだうちのrankingが高いですね)。やはりうちは若いし公式戦経験も少ないということがあるのではと思います。Hmmmm。早く試合を見てみたいものです。

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Saturday, March 01, 2008

ようやく

昨日、昨年度より見たいと思っていた大学のIce Hockeyの試合を見に行きました。やばい、見ないとseason終って留学中一度も見ないで終ってしまうとずっと思っていて、今週偶然チェックしたらこの金土の2連戦でregular season終了、ticketlast minutesで取れて、ラッキー。ま、1人での観戦でしたけど。

相手は同じIvyDartmouth。結果は60でうちの圧勝。Ice Hockeyの試合は人生で2度目、speedylacrosseに似ている部分もあってある程度戦術も分かり、満足。

うちの大学側に陣取っていた学生席の応援(自分はDartmouthサイドの一般席)を見ていると、いくつか合いの手があって一体感があり、知っていれば参加できて楽しそうだったし(penalty、得点シーン等)、なにより勝ち試合を見るのは楽しい。また、こちらのスポーツ文化というか、年配の方も沢山応援にこられていて、こういうのは素直にいいなと思う。

seasonplay offにいけるかどうかは今日のlast game against Harvardの結果次第とのこと。Ice Hockeyはうちの大学で数少ない強豪スポーツなので、是非play offに行って欲しいところです。

ただ1つ問題だったのは、、、、

カメラを持っていき忘れたこと!

Dammit!(ちょっと汚い言葉かな)

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