Sunday, September 24, 2006

ID飲み会とアメフト観戦

金曜日と土曜日、イベントがありましたので記録しておきます。

自分の所属しているコースはMPS/ID(Master of Professional Studies/International Development)というのですが、対象がMid-career向けで、最短1年で終わらせることが出来るコースです。Academic分野のMScやMAと違って、Business分野でのMBAと同じような専門分野の職業修士みたいな雰囲気なのではと思っています。なので、アドバイザーや講師の許可さえ取れれば、自分の目的意識に従いどの学科の授業も基本的には履修できるようになっています。

コースは一応CALS(College of Agriculture and Life Science)に設置されてはいるのですが、故にCALSの授業を必ずしも取る必要はなく学生は本当にいろんなところから授業をとっています(ビジネススクールとか、政策系の学部等々)。なので、学生同士の興味があわないと授業でかぶることもなくほとんど顔を合わせないことになります。そもそもMid-careerということで、フレキシブルな代わりにみんな自分でできるんでしょ、やるのが当然よねみたいなところがあって、体系だった指導や、ロッカーをはじめ研究室みたいなものもなく、いわゆるそういう意味で学校からのサポートがあまりないコースです(僕は“Virtual”なコースかななんて思っています)。

したがって、同じ時期に入学した16人の学生も、Officialには週一度、修了に必要な要件となっている月曜日の授業1時間で顔をあわせるだけです(うち2人はその授業すらとってない<来年とるんだろうけど>)。折角同じコースになったのにこのまま知らない間にばらばらに修了していってしまうことも多いにありうる危機感からみんな同期で仲良くなろうってことで、とりあえず、自分から音頭をとってメールアドレスを入手しその旨メールを送ってみました(いつもの癖で。。)。やっぱりみんなそういう機会を求めていたようで反応はよくまずは飲み会をすることに。それが金曜日でした(金曜日は、夜遅くまで勉強すんなよって大学側の配慮なのか、たいていの図書館が6時で終わっちゃうので、金曜日は飲む日ということで)。

残念ながらそれぞれ用事などがあって全員は集まることは出来なかったけれどIDからは8人来てくれて、隣のIARDコースの学生5人も合流して、結局13人。きてくれた学生間ではまずはひとしきり仲良くなれた感じです。明日のその月曜日の授業では僕のPresentationの番なので、厳しい質問はすんなよって日本的根回しをしときました(仲良くなったから、質問しやすくなったってこともあるんだろうなぁ?!)。

ま、よかったです。

もうひとつ。

明けて土曜日には大学のアメフトの試合があって、同じコースのブータン人Sonamとみてきました(あ、彼も31歳独身、住んでるところも比較的近いので、なんか親近感あり)。相手は同じIvy leagueのYale。こちらはホームということもあり、応援にも熱が入ります(赤がうちの大学)。






お決まりのチアリーダーやマーチングバンド、またマスコットの熊もでてきたりして、これがいわゆるアメリカのCollege Sportsかぁとわくわくしつつも試合はYaleに21-9で負け。常に先行されて追いかける展開。最後4Qに逆転もあるか的な見せ場が多少ありましたが最後結局は突き放されThe End。うちのアメフトはあまり強くないらしく(確かに見ててYaleのほうが強かった。戦術も、選手もいい。うちは、体に切れがない選手が多いような気がする。特に相手のRunning Back28番、体きれきれ、すごいdodgeで何度もうちのディフェンダーすか抜きしてたし)、開幕から今日が2戦目で2連敗。勝つ試合見ないとおもろくないよねってSonamと話をしつつ図書館へ。うちはLacrosseとIce Hockeyが強いらしいので、特にLacrosseは自分addictだし絶対応援に行こうと思います。

ということで。

P.S.ちなみに観客スタンドに向かい2列でPerformしてたチアガールの前列右から3人目の女の子、かわいかったなぁ(えらいspecifyしてますが写真はありません、あしからず)。。Sonamに言ったら笑いながら”Oh, Terrible”と返されたけど。。おい、本当はかわいいと思ってんだろ、Sonam。。。正直にいいなさい。

Friday, September 22, 2006

Group WorkとUnderの学生

授業で出されるAssignmentは、個人でやるものと、グループでやるものと大きく二つのタイプがあって、統計の授業で二人でやらなければならない宿題が出ました。統計の授業らしく相手はrandomに決められていて(笑)、AndrewくんというUnderの子と一緒にやることに(実名ごめんね)。

彼は大学3年生で、一見いわゆる今風のアメリカ人の男の子(今風って、おっさん表現かな。。)。Assignment提出期限(今日)前日の夜にChemistryのテストがあるとかで彼がなかなかできそうになかったので、ドラフトを僕が全て作ってあげて、テストが終わった夜9時以降(つまり昨日の夜)に、僕のドラフトを元に二人で内容を確認し、ファイラナイズすることに。

Assignmentの回答はエクセルでやることになっていて、僕は一応仕事経験があるので、エキスパートではないけど普通のレベルであればエクセルは使えますので、ちゃっちゃかエクセルで「ここはこうで、ここはこうでしょ」みたいな感じで話を進めたら、彼、「これ、コンピュータールームでやったの?」とか、「エクセルなんでも知ってんだね」みたいな感じで”cool, great”を連発されて、逆に恐縮しちゃいました。。。ほんとに、全然たいしたことやってないんだけどなぁ。。まあ、自分普通に学生やってたときは確かにコンピューターなんてつかってなかったモンナぁ(それ以上に10年前ってそれほどなかったけど)。もう31歳だもんなぁ。。変なとこで年齢感じちゃったな。

さて、多少修正するもほとんど僕がやった回答でファイラナイズし、先生にメールで提出したのが夜10時過ぎ。彼がえらく感謝していて車で家まで送ってくれることに。おい、車もってるんかいって思いつつも喜んで乗り込むと、なんだかいい車。音楽もすぱっと流して、「どんな音楽が好き?」みたいなこと聞いてくるし。すごいねぇ、そういうとこなんか流れるように手際よかったなぁ。。女の子、沢山助手席にのっけたことあるんだろうななんて邪推してみたり。。だってかっこいいんだもん、Andrewくん(あの、一応断っておきますが、僕はきわめてノーマルですよ)。

送ってくれる道すがら、携帯でハンバーガーを注文してて、「テストで緊張して飯食えなかったから」みたいなことを。結構ナイーブなところもあるんじゃん、と、外見とは違う一面にも、ふうんと関心を抱くおじさんでした。

大学卒業したらどうすんのって聞いて見ると、決めてないけどMedical schoolにいってみよっかな、というぐらいの漠然とした考えしかもっていないようでした。旅行がすきっていってたから、仕事で海外まわってたんだよって言ったらまた“Cool“(CoolとかGreatって、たいしたことなくても実は普通に使うのかな?!ま、いいや)。途上国にはあまり興味がなさそうだったけど。

ご両親はNYCに住んでいるらしく(この土日で車で帰るらしい)、この大学で息子を学ばせて、車も持たせてるし、彼自身も案外いいやつっぽいし、きっといいご家庭で育ったご子息なんだろうなぁと勝手に妄想を膨らませてみました。

聞いた話だけど、自家用飛行機を持っている家のご子息なんかもきているそうです。。家に帰るときに自家用飛行機で帰るとのこと・・。スケールでかいな、アメリカ。さすがIvyってことで。

Gradの学生って、一人でもくもくと勉強している感じだし、実際僕もそうなので、こういう風にアメリカの学部生と少しでも触れることができるのも、なんかいい感じだと思いました。

Sunday, September 17, 2006

一喜一憂

留学初期は、些細なことで一喜一憂がはげしいのではないかと思います。英語がききとれない、ちょっと通じた、なんてちいさなことで、日本にいる時よりすごく凹んだり、なんだかすごい達成感もったり、一喜一憂する度合いが強い気がします。今週というか、この前の月曜から今日日曜日までは、その前の週が凹むことが多かったことに比して、嬉しかったことがあったので、書いておきます。

僕はEconomics of Agricultural Developmentという授業をとっているのですが、この授業、Reading Assignmentをこなして、授業はそれをもとにDiscussionする形で進行されます。従い、Reading Assignmentをしっかりこなすのはもとより、授業中のDiscussionが聞き取れないと、本当によくわからないまま終わってしまう授業です。はじまって一週間は、今までのTypicalな経済理論のおさらいということで、19世紀のClassical Theoryから最近のNeoclassical Growth Theory、New (Endogenous) Growth Theoryまで、それぞれの内容、批判までざっと概観したのですが、これが経済バックグランドがない僕にとって一苦労。それで授業のDiscussionも、英語もわからなけりゃ内容もわからんということで、だいぶ凹みっぱなしでした。ところが、この前の授業の内容は、“Social Capital”。これ、我々の仕事の中ではかなり常識の議論で、内容も理解しやすいものでした。

そんでもって学生達の議論は、なんだかSocial CapitalはConceptかTheoryか、みたいな抽象論に終始していて(完璧に聞けてはいないんだけれど、そんな雰囲気)、実務経験がある僕にとってはなんだか不満。

そこで思い切って手を挙げることに!

生徒数はたぶん40人は越していると思うんだけど、その前で英語で発言するということでめちゃくちゃ緊張して手に汗かいてたんだけれど、まあ平静を装って手を挙げたところ、先生にさされました。

発言内容は、「実際には、例えば灌漑水管理(日本のムラやインドネシアのスバックを例にとり)やマイクロファイナンスではSocial Capitalがとても重要だ」、みたいな話をしてみました。

どこまでポイントをついた発言だったかわからないし、どこまで英語が通じたかわからないけど、発言しながらチラ見してたら、うなずいている学生もちらほら見えたから、まあFirst Stepとしてはよしということで(笑)。

よく留学している日本人は、6ヶ月ぐらいしたらようやく議論にはいっていけるようなことも言われるので、まだ1ヶ月としてはこの程度で上出来と自分で自分をほめて、勝手に“一喜”した一週間でした。

実は、これ裏話があって、一緒に授業にでている日本人のHさんとNくんとゲームをはじめたということがあります。ルールは、一週間に2回あるこの授業でとにかくそれぞれ一回は発言すること。発言できなかったら1ドル支払って、授業おわるころには、そのお金を元手に反省会しようと(笑)。そういうルールを作れば、発言するインセンティブ(お金支払いたくないというインセンティブ?!)になるかなと。願わくば、反省会の費用はそのお金では全然足りないってことになっていればいいんだけど。

明日からの一週間のその授業では、また頑張って発言してみたいと思います。

そのためのReading Assignment、実はまだ全然終わってないんだけど。。。ね。

P.S.
英語関連ではないんだけど、お気に入りのPatagoniaのフリースベスト、今日図書館くるまでのどっかで落としたらしく、なくなってしまった。。かなりショック。気に入ってたのに。。。あんまり物とか落とさないはずなんだけどな。。見つかるといいな。見つからないよな。凹むなぁ。。

Friday, September 08, 2006

New President's Inauguration と・・・・

昨日9月7日はおおきなイベントがありました。

大学のPresidentが交代したのですが、そのOfficialなInauguration CeremonyがArts Quadにて行われたんです。 とても華やかな式典でした。


遠くに見えるのが、new president、David Skorton。1865年に大学が創立されて以来、12代目となります。彼は、Coardiologistで、ここに来る前には、University of IowaでPresidentやっていたそうです。なかなか多才な方のようで、Jazz musicianでもあるそうですよ。

スピーチでは、”Dance”を例えとして大学の姿を語り、話の合間に音楽のPerformanceを入れるなど、凝った演出をしていましたネ。

日本の大学で、新総長就任時にこんなイベントはやらないような気がするし(うちの大学はどうだったんだろう?)、こういうことをイベントにしてしまうのが、またアメリカなのかなぁと思います。Ivy leagueの大学で新しいPresidentの就任お祝いイベントに出会えることも人生のうちでなかなかないだろうなぁということで、参加できてよかったです。

そして、実はもうひとつ昨日は重要なイベントが。

個人的なんですが、そう、僕の誕生日!31歳になりました。。。

ということで、夜は勉強はしないことにして、自分のコース(ID)と、兄弟コース(IARD)の同期日本人Hさん、Nくんがささやかな誕生日パーティーをしてくれることになりました!

そのパーティーに行く前に、その兄弟コースの他の同期がピザパーティーをしているということで、ちょっと顔を出すことに。

IARDのコースの何人かは顔を合わせたことはあったんだけれど、ほぼ全員というのは初めて。なかなか個性的な面々で、楽しかったです。誕生日ということで、ちゃんとおめでとうと皆に言ってもらえましたし(嬉)。


で、その後日本食料理屋で3人で2次会(というか、これが本来のパーティーだったんだけど。。)。1時ぐらいまで、いろいろお話して、楽しかったです。Nくんからはプレゼントまでもらってしまい(サプライズ!)、大変ありがたいです。皆さん今後とも、宜しくお願いします。

授業のほうも、がんばりましょう。

Wednesday, September 06, 2006

Academic Symposium

先ほど、Academic Symposiumを大学でやっていたので、聴講してきました。

Titleは、”Culture, Identity, Conflict”ということで、Guest SpeakerとしてRobert Kaganという人を呼んでのSymposium。この人は、1984年~88年に政府のPolicy Planningのスタッフメンバーとして活躍した人でだそうです。なんでも、2003年に書いた「Of Paradise and Power」という本で、New York Timesで10週間ベストセラー、Washington Postで14週間のベストセラーをとったらしいです。 今でもWashington Postかなんかに連載ないし投稿記事かいているような紹介されていました。

農業農村開発でも、Cultureは当たり前のように配慮しないといけないし、またConflictといえば、例えば途上国の戦後復興などで農業支援する、なんてこともあるので、内容にも興味があったし、兎にも角にも有名な人の話なら聞いてみよっかな、というきわめてミーハーな動機もありました。。

Symposiumでは、その人と、大学からパネラーとして出席した教授二人が計1時間半かけてのスピーチ。僕がわかったことといえば、





”Culture, Identity, Conflictと題しているが、話していたのはどうやらアメリカの国際政策の話(イラク侵攻とか含め)らしい”




ということだけ(笑)。



はっきりいって、詳細まったくわかりませんでした。。たぶん、理解度20%いってないと思います・・ (途中であまりにわからず寝てしまった・・)。


ううー、凹みます。 単語は入ってくるんだけど、頭ん中で、文章として意味にならない。。まあ、今はとにかく英語シャワーを浴びるということで、どんな機会でも見つけてとにかく英語聞くことにしてます。


ま、もうちょっとしたら、もっと聞けてわかるようになるんだろうな。。。。

Sunday, September 03, 2006

こちらの様子

今回はこちらの様子を、写真を交えて簡単に書いてみます。雰囲気が少しでもわかるかな。

まずはキャンパス。プロフィールの写真もそうなんだけど、キャンパスの中心と言っていいのかな、時計台です(Jennie McGraw Towerと言うらしいです)。遠くに見える塔です。










次は、Olin Library。ここに設置されてるPCで日本語打てることがわかってから、自分のPCをあまり持ち歩かなくなったかも。










次はCALS(College of Agriculture and Life Science)内の社会科学系の学科が主に入っているWarren Hall。特にこの建物が授業の中心というわけではないのだけれど、アドバイザーがいる建物なので、写真のせときます。






さて、今度はOff campus。大学は丘の上にあって、坂を下ったところにあるDowntownの写真を。ここにはレストランやバーなども沢山あります。




さて。

キャンパス内・外には、僕の今までの行動範囲内でもいろいろ綺麗な景色などがあり、また僕の家の様子も写真にとってますので、それらはまたの機会にご紹介することとします。

では、今日はこの辺で。